今回は、「外資系投資銀行の資料作成ルール66」についてご紹介します。
外資系投資銀行出身の著者が、働いていたときに身につけたExcelとPowerPointの資料作成のルールをスクショや解説をつけてわかりやすく説明しています。投資銀行では、資料作成の明確なルールを決めることで、効率的でミスの少ない資料づくりを可能にしています。
著者:熊野整(Hitoshi Kumano)
ボストン大学卒業後、モルガン・スタンレー証券投資銀行本部に入社。大型M&Aや資金調達プロジェクトをリード。退社後はグロービス経営大学院にてMBAを取得。その後はエムスリー株式会社にて事業責任者(事業計画の立案から戦略遂行)、スマートニュース株式会社にて財務企画(収益計画の策定や資金調達)を歴任。
エクセルの資料作りはフォーマットを整えながら行う
エクセルの資料において、最も大切なものは見やすさです。見やすければ、自分も他人も短い時間でその表を理解することができ、計算チェックや分析を効果的に行うことができます。
最後にまとめて体裁を整えるのではなく、フォーマットが崩れるたびにこまめに修正することで、途中でミスやおかしな点に気づくことができ、結果的に短い時間で作業を終えることができます。
常に見やすい状態を維持するようにしましょう。
伝えたいポイントを明確に
資料には全ての情報を盛り込むわけではなく、伝えたいメッセージに必要な情報を、相手がイメージしやすいようにまとめることが大切です。
色使いなら、基本はグレーに、目立たせたい色はオレンジに、という具合です。カラフルであればいいわけではないのですね。
ショートカットを駆使する
資料を効率的に作成するには①マウスではなくキーボードで操作する、②ショートカットを駆使することが重要です。中にはヘルプを開いてしまうF1キーを外してしまう方もいるようです。
終わりに
本書のルールに従って資料を作れば、センスが一段上がること間違いなしです。自己流で資料を作成している方はご一読されてみてはいかがでしょうか。