2024年3月に、0歳7か月の赤ちゃんと一緒に、3泊4日のグアム旅行をしました。
この記事では、グアム旅行をして、実際に使って役に立ったサービス・アイテムや注意点・アドバイス、掛かった費用やスケジュールなどをご紹介していきます。
赤ちゃん連れの旅行にグアムがおすすめな理由
グアムは、赤ちゃん連れの旅行先にぴったりです。
実際に、生後7ヶ月の赤ちゃんと旅行して感じた、グアムをおすすめする理由は次の5つです。
移動と時差の負担が小さい
グアムが赤ちゃん連れの旅行先におすすめな理由の1つ目は、移動と時差の負担が小さいことです。
- フライト時間:約3時間30分(東京~グアム)
- 時差:1時間
現地で楽しむためにも、赤ちゃんへの負担の小ささは重要なポイントです。
治安や衛生面の心配が少ない
グアムが赤ちゃん連れの旅行先におすすめな理由の2つ目は、治安や衛生面の心配が少ないことです。
赤ちゃん連れの旅行は、お世話に手がかかる上、荷物が多く、スキが多くなります。
しかも、トラブル(例えば置き引き)に巻き込まれたときの影響が大きいです。
また、赤ちゃんは免疫が無かったり弱かったりするので、衛生面も気になるところ。
グアムはどちらも良好だと思います。
ホテル周辺で観光が完結する
グアムが赤ちゃん連れの旅行先におすすめな理由の3つ目は、ホテル周辺で観光が完結することです。
赤ちゃんは体力がないので、こまめなお昼寝が必要です。
おっぱい・ミルクや離乳食も、赤ちゃんのリズムであげなければなりません。
ホテルの近場で観光ができれば、ご飯やお昼寝が必要なときに、すぐにホテルに戻って休憩を取れます。
グアムは、ホテル街の周辺に多くの観光地があり、少し離れている観光地でもタクシーであっという間にホテルまで戻れます。
自由に過ごせるホテルの部屋は、旅行先では何かと重宝しますよ。
一年中プールや海に入れる
グアムが赤ちゃん連れの旅行先におすすめな理由の4つ目は、一年中プールや海に入れることです。
グアムの平均気温は年間を通して25度~30度と高く、プールや海に入れない時期はありません。
日本が冬の時期は、特にグアムがおすすめです。
日本人旅行客に慣れている
グアムが赤ちゃん連れの旅行先におすすめな理由の5つ目は、日本人旅行客に慣れていることです。
グアムへの旅行客は、日本、韓国、中国の3ヶ国がほとんど(※個人的な印象です)。
一部のホテルやお店では、日本人のスタッフや日本語を話せるスタッフがいたり、メニューに日本語が併記されていたりします。
比較的スムーズにコミュニケーションが取れるので、困ったときも助けてもらいやすいです。
役に立ったサービスやアイテム
実際に使って役に立ったサービス・アイテムをご紹介します。
コート預かりサービス
成田空港では、移動中に着ていたコートを預かってくれるサービスがあります(※有料)。
事前の予約は一切不要で、直接カウンターで申し込みます。
料金は、下表のとおり(2024年3月時点、成田空港の場合)。
1日~4日以内 | ¥1,200 |
---|---|
5日~7日以内 | ¥1,600 |
8日~10日以内 | ¥1,750 |
11日以上 | 10日ごとに ¥600 追加 |
コートは、預けた空港でしか受け取れません。
レンタルWi-Fi
生活必需品であり、地図やタクシーの配車、調べものや翻訳など、海外旅行にも欠かせないスマートフォン。
現地での快適な利用のために、レンタルWi-Fiの利用がおすすめです。
今回の旅行で利用したのは、コート預かりサービスと同じJAL ABCのWi-Fiルーター。
三井住友VISAカードの優待が使えたので、1日あたりの料金は880円でした(通常は1,980円/日)。
ポイント
- 4G・LTE接続で容量無制限
- 1台で5人まで接続可能
- 空港で受取・返却(受取手数料はゼロ)
- 料金は1日単位のデータ利用料のみ
会社の福利厚生やクレジットカード優待などで割引されることもあります。
欠かさず確認しましょう。
飛行機のバシネット
赤ちゃんの飛行機利用で必須なのは、赤ちゃん用のベッド「バシネット」。
バシネットは、壁に取り付けるタイプの簡易ベビーベッドのこと
バシネットが使用できる座席は予め決まっていて、数に限りがあります。
航空券を予約したら、早めに航空会社に連絡してバシネット指定席とバシネットの利用を予約しましょう。
機内食としてもらえるベビーフード
JAL国際線では、機内食と同じようにベビーフードが無料でもらえます。
事前にJALにベビーフードの中身を問い合わせましたが、具体的な回答は得られませんでした。
ベビーフードをもらったタイミングは、飛行機に乗って座席に座ったらすぐ。(往復どちらも)
行きの便でもらえたベビーフードは、上記サイトの参考画像と全く同じ
- キューピー 野菜入りチキンライス(瓶)×1個
- キューピー 国産りんご(瓶)×1個
でした。
帰りの便でもらえたベビーフードは、行きとは異なりアメリカンな内容で
- Gerber ベビーフード①
- Gerber ベビーフード②(牛肉入り)
- まだ青いバナナ 1本
でした。
現地での決済用デビットカード「Sony bank wallet」
現地での米ドル決済におすすめなのが、ソニー銀行が発行しているVISA付きデビットカード「Sony Bank Wallet」。
米ドルで決済をするとき、通常のクレジットカードを使用すると1.6%〜2.5%程度の海外決済手数料が発生してしまいますが、Sony Bank Walletのデビットカードを使用すればほとんど手数料が発生しません。
ポイント
Sony Bank Walletなら
- 外貨預金残高がある場合:外貨預金からそのまま引き落とし(手数料なし)
- 外貨預金残高が不足している場合:「円からアシスト」で円口座から不足分を自動チャージ(為替手数料のみ)
メモ
ソニー銀行の為替手数料は、米ドルの場合は1ドルあたり15銭以下。
=1,000ドル購入した場合の手数料はわずか150円以下
「円からアシスト」では、外貨を不足している分だけ購入するので、ドルを余分に購入してしまう(≒余計な為替手数料を支払う)心配もありません。
ソニー銀行は、海外旅行用のサブ銀行として、
- 出国前に、ある程度のお金をソニー銀行の口座(円口座)に振り込み
- 現地では、デビットカードでドル決済(「円からアシスト」で円口座から支払う)
- 帰国後、残ったソニー銀行口座(円口座)のお金をメイン銀行に送金
という使い方もできます。
割引を受けられるJCBクレジットカード
グアムには、JCBカードの決済で割引や優待を受けられるお店がいくつもあります。
例えば、次のお店では、実際に10%OFFの割引を受けることができました。
- Sizzle Grill(マイクロネシアモールのフードコート内)
- Little Pika's(カフェレストラン)
- Meskla Dos(グアム発祥のハンバーガー屋)
- Lotte Duty Free Guam(グアム空港内の免税店)
優待があるかどうかは、JCBが運営する「たびらば」というサイトや、「guam」「JCB」「coupon」「(お店の名前)」のウェブ検索などですぐわかります。
タクシーアプリ「Stroll」
グアム滞在中は、タクシー配車アプリ「Stroll」を頻繁に利用しました。
これが本当に便利。
Strollを使えば、タクシーで不当な料金を請求されることも、運転手と英語で会話する必要もありません。
Strollでの配車手順
- 乗車地と目的地を設定してタクシー呼び出し
- 移動した距離・時間に応じて料金が決定
- 事前に登録したクレジットカードで自動決済
現地でスムーズに使えるように、出発前に日本で本人確認とクレジットカード登録を済ませておきましょう。
初期設定の本人確認では、ショートメッセージによる携帯番号認証が必要です。
注意点やアドバイス
今回のグアム旅行で感じた注意点やアドバイスをご紹介します。
旅行ガイドブック
旅行ガイドブックには、入出国の手続きや現地のルール、観光名所やグルメスポットなど、旅行に必要な情報がギュッとまとめられています。
まずは一冊購入して、最低限必要な情報をインプットしましょう。
代表的なものは「るるぶ」や「まっぷる」、「地球の歩き方」などです。
紙で買うなら、現地に持っていきやすいコンパクトサイズがおすすめ。
成田空港での離乳食は出国手続き後のフードコートで
成田空港の場合、出国手続き後エリアのフードコート「JAPAN FOOD HALL」で離乳食をあげるのがおすすめです。
- フードコートなので離乳食をあげやすい
- テーブルとテーブルの間隔が広く、ベビーカーを横づけできる
- 一部、座敷タイプの席もあり
- ベビーチェアの貸し出しあり(無料)
- ゴミ箱あり
- ガラス張りで見晴らし◎(飛行機がよく見える)
- そこまで混んでいない
JAPAN FOOD HALLでの注意点は2つ。
注意ポイント
- 出国手続きの一つ下のフロア(2階)にあり、搭乗口によっては遠い
- フードコート内に電子レンジはない
電子レンジはありませんが、落ち着いて離乳食をあげられる貴重な場所。
早めに出国手続きを済ませて、活用してみてください。
現金の支払いはベッドメイキングのチップのみ
グアムはキャッシュレスが進んでいるので、基本的に支払いはクレジットカード(またはデビットカード)が使えます。
レストランやタクシーのチップも、料金と一緒にカードで支払いができました。
今回は赤ちゃんがいたので、ナイトマーケットには行きませんでした。
そのため、今回の旅行で現金(米ドル)を使ったのは、ベッドメイキングのチップのみ(合計10ドル程度)でした。
ナイトマーケットはカードが使えず、支払いは現金のみです。
チップで使うのは1ドル札。
米ドルに両替する時は、チップの支払いのために1ドル札でもらいましょう。
日本語表示のウェブサイトでは料金が高く設定されていることも
3日目の夜に参加した「タオタオ・タシ」というディナーショー。
公式のウェブサイトから予約しましたが、ウェブサイトを日本語で表示したときと英語で表示したときで、ディナーショーの料金が違いました。
具体的には、英語版のサイトだけ、Online booking automatically offers 10% off for all adults!(オンライン予約で大人料金10%OFF!)と書かれています。
ウェブ予約をするときは、英語表示の料金が高くなっていないか確認しましょう。
タオタオ・タシのショーは、夕陽が綺麗に見えますし、観客参加型のショーで盛り上がるので、内容自体はとてもよかったです。
16時30分~18時は道路が混雑
この時間帯は、仕事帰りの車が多く、グアムの道路は混雑します。
Strollでタクシーを利用するときでも、①手配、②ピックアップ、③移動のそれぞれに時間が掛かります。
夕方の時間帯では、必ず余裕を持った行動を心掛けましょう。
マイクロネシアモールは活気が少なめ
グアムの五大ショッピングモールの一つで、ホテルエリアから少し離れた場所にあるマイクロネシアモール。
ガイドブックでは、かわいい子ども服が売っているお店が紹介されていました。
そこを目当てに向かいましたが、残念ながら昨年閉店してしまっていたようです。
他にも、営業していないお店がちらほら。
モールもやや閑散としていました。
ESTAがあれば入国手続きがスムーズになる⁈
グアムへの入国は、滞在日数が45日以内の場合は、ESTAというビザ免除プログラムの申請は不要です。
ただ、事前にリサーチをしたところ、
「ESTAを申請していないと入国手続きに時間が掛かる」
「ESTAを申請していたからスムーズに入国できた」
という口コミがありました。
今回は赤ちゃんも一緒なので、入国手続きを手早く済ませられるよう、家族3人分のESTAを申請しました。
ESTA申請費用は、ひとり当たり21ドル
実際の入国手続き(2024年3月時点)をしたところ
- 全体的に混んでいない
- ESTA専用の入国レーンはなし
という状況でしたので、ESTAのお陰で早く入国手続きが終わったかは、正直よくわかりませんでした。
ESTAのお陰で、飛行機の中で出入国カード(I-736)の記入は不要に。
これはESTAを申請してよかったことです。
抱っこ紐は使わずベビーカーのみ使用
グアム旅行中、一度も抱っこ紐は使いませんでした。
移動はずっとベビーカー。
タクシーに乗る時だけ畳んで載せました。
グアムは暑いし日差しも強いので、ベビーカーがおすすめです。
Eggs 'n Things は休業中
Dusit Thani Guam Resortの近くにあるEggs ’n Things。
残念ながら、我々がグアムに行く直前の2024年2月下旬から休業しているようです。
Instagramアカウントで休業のお知らせをしているので、再開するときもこちらからお知らせがあると思います。
Instagram @eggsnthingsguam
Eggs 'n Thingsは日本にも店舗がありますが、本場アメリカの店舗にも行ってみたかったので、残念です。
その他
- おむつ台は男子トイレにあることは少ない
- 授乳室は少ない or あっても簡易的
- 飲食店の「コーラ」は、コカ・コーラではなくペプシが多い
赤ちゃん連れグアム旅行の総費用
今回の赤ちゃん連れグアム旅行でかかった費用の合計額は、約50万円でした。
内訳は下表の通り。
USD/JPYは約150円でした、、、
合計 | 2,153.55ドル | 501,904円 |
項目 | 金額(米ドル) | 金額(日本円) |
航空券(JAL往復) | - | 172,150円 |
ホテル(Dusit Thani、3泊) | 1,171.83ドル | 176,559円相当 |
タクシー代 | 133.38ドル | 20,069円相当 |
食事代 | 350.31ドル | 52,849円相当 |
ディナーショー | 244.36ドル | 36,717円相当 |
買い物 | 190.67ドル | 28,668円相当 |
ESTA | 63ドル | 9,492円相当 |
Wi-Fi | - | 3,360円 |
コート預かり | - | 2,040円 |
飛行機
往復どちらもJAL便を利用しました。
乳児がいるので、子連れへのサポートが手厚いと言われる ANA か JAL の2択で考えていました。
料金を比較したところ、ANAよりもJALの方が安かった(値段が半額以下だった!)ので、JALに決定。
赤ちゃんを連れてANAは一度利用したことがありましたが、JALは今回が初めて。
CAさんが笑顔であやしてくれるだけでなく、こまめに様子を見に来てくれて適宜サポートしてくれました。
ただし、トイレでのおむつ替えは大変でした(※JALに限った話ではありません)。
飛行機のトイレは狭いので動きづらく、おむつ台は小さい上に若干傾いているものの固定ベルトはなし。
赤ちゃんが落ちないかヒヤヒヤしっぱなしです。
ホテル
3泊ともDusit Thani Guam Resortを利用しました。
- 部屋のタイプは「プレミアオーシャン」
- ベッドサイズは「キングサイズ」
- 朝食や夕食、タクシー送迎は「なし」
Dusit Thaniは、グアムの中心部にあるタイ資本の五つ星ホテルです。
隣にあるDusit Beach Resort Guamも同じグループなので、Dusit Beachのプールも利用できます。(逆もまたしかり)
Dusit Thaniの宿泊記については、別途記事を作成予定です。
赤ちゃん連れグアム旅行のスケジュール
3泊4日の赤ちゃん連れグアム旅行のスケジュールは、以下の通りでした。
1日目:グアムへ移動、マイクロネシアモール
06:40 成田空港第2ターミナル到着
09:30 JAL便にてグアムに出発
14:15 グアム国際空港着
15:30 ホテル到着、チェックイン、昼寝
17:00 マイクロネシアモール到着
18:30 SIZZLE GRILLで夕食
20:30 ホテル着
家族でお揃いの服を買うため、移動で疲れている身体にむちを打って、マイクロネシアモールへ。
しかし、お目当てのお店は潰れており、服は買えず、、、、
2日目:ホテルのプール、PROAでディナー
リトル・ピカズでブランチ
ホテルに戻って昼寝
ホテルのプール→昼寝
近くのショッピングモールで買い物
PROAで夕食
公園で夕焼けを見る
ホテル着
前日の疲れが残っていて、いきなり寝坊。
モーニングを食べるはずが、ブランチに。
ホテル近くのEggs 'n Thingsは休業中だったので、リトル・ピカズへ。
JCBカードの支払いで10%OFFになりました。
一緒に頼んだアイスコーヒーが美味しかったです。
PROAは地元の人からも人気のレストラン。
日本人好みの味付けで、とても美味しかったです。
3日目:ホテルのプール、ディナーショー
クロックドエッグで朝ごはん
ホテルに戻って昼寝
タシグリルで昼食
ホテルに隣接する海とプール
部屋に戻って昼寝
タオタオ・タシのディナーショー
ホテルから少し歩いて、クロックドエッグでモーニング。
今日は、プールだけでなく海にも挑戦。足だけちゃぷちゃぷしました。
4日目:お土産購入、日本帰国
アクアで朝食
ABCストアでお土産購入
部屋に戻って昼寝、荷物整理
12:00 ホテルをチェックアウト
メスクラドス・ローワーで昼食
14:50 グアム国際空港に到着
16:50 JAL便でグアムを出発
19:40 成田空港到着
あっという間に最終日。
夕方の便にしていたので、お昼まで楽しむことができました。
まとめ:楽しいグアム旅行を
赤ちゃん連れにおすすめの海外旅行先、グアム。
楽しいひと時をお過ごしください。