10月上旬に予定している小笠原諸島旅行をまとめる「小笠原旅行記」第二弾。
今回は小笠原諸島の景色・自然・アクティビティをまとめていきたいと思います。
前回の記事はこちら。
父島
父島(ちちじま)は、小笠原諸島の主島で、東京・竹芝を出発したフェリーが到着します。面積は約24km2で千代田区の2倍程度、島の周囲は52kmです。
宿泊施設は、この父島と母島にしかありません。
1日100人しか上陸できない南島
南島(みなみしま)は、父島の南西沖に位置する無人島です。自然保護のため、1日あたりの入島人数は100人まで、上陸時間は2時間以内などのルールが設けられています。そして実際に上陸できるかはその日の海況や天候次第で、運もないと行くことができません。
「沈水カルスト地形」というサンゴ礁の隆起と沈降を繰り返し形成された特殊な地形で、「ドリーネ」というくぼ地や「ラピエ」という鋭くとがった岩が見られ、至るところが絶景となっています。
2008年に国の天然記念物に指定され、自然を守るため上陸できるのは1日100人までとなっています。また、11月~2月上旬は南島入島禁止期間に設定されています。
原生的な自然が見どころの母島
母島(ははじま)は、父島の南約50kmに位置する島です。
母島の石門一帯は、隆起カルスト地形という石灰岩特有の凹凸のある地形が見られ、湿性高木林を主体とした極めて貴重な固有種が茂る森林生態系保護地区です。
日本一南にある故郷富士「小富士」は国内で一番早くに日の出が見られる場所のため、毎年元旦には初日の出登山が行われています。道は整備されているのでガイドなしのトレッキングも楽しめます。
ホエールウォッチング
ザトウクジラの回遊シーズンに合わせてツアーが行われます(例年12月末~5月中旬頃まで)。ベストシーズンは2月から4月。夏はアラスカなどの北の海でエサを食べ、冬から春にかけて繁殖のために小笠原近海の暖かい海へはるばるやってきます。
体長14m、重さ40tもの巨体が高くジャンプをする「ブリーチング」や胸びれ・尾びれで海面を叩くなど、様々なアクションで楽しませてくれます。
ちなみにクジラとの遭遇率は90%と言われているようです。
ドルフィンスイムウォッチング
ボニンブルーと呼ばれる小笠原の紺青の海に住む野生のイルカを探します。
イルカを見つけたらまず、船の上から観察。状態が良ければそのまま海に入り夢のドルフィンスイムです。イルカを驚かさないようにゆっくり泳げばイルカの方から寄ってくることもあるそうです。
ダイビング
「ボニンブルー」と呼ばれるどこまでも濃く深く透き通った海では、カラフルなサンゴ礁や熱帯魚、大型の魚の回遊など、ダイナミックな光景が楽しめます。
ダイバーが憧れるスポットが多数あり、聟島(ケータ)列島の嫁島「マグロ穴」や母島「四本岩」では巨大イソマグロが回遊し、父島「閂ロック」のウシバナトビエイ、美しい珊瑚礁で人気の妹島「ブルーリボン」、巨大なシロワニが悠然と泳ぐ北の島「サメ穴」など、どこを潜ってもここにしかないダイナミックな景色が待っています。
「ダイビング未経験者は事前に練習しておいた方が楽しめるよ。」
と、ダイビング好きの店員さんに教えてもらったよ。
ナイトツアー
夜の森ではほのかに緑に光るキノコ「グリーンペペ」や天然記念物に指定されている固有種の「オガサワラオオコウモリ」が飛ぶ姿も見られます。海辺では夜行性の生き物に出会うことができます。
戦跡ツアー
第二次世界大戦中小笠原はアメリカ軍との戦争の舞台となり、父島・母島は激しい攻撃を受けました。また、硫黄島では大激戦の上、多くの人が犠牲となりました。
父島・母島には当時の日本軍が築いた数多くの防空壕や大砲など、戦争の跡が残っています。日本人として過去の歴史を学び、平和の大切さについて考えることができます。
シーカヤック
エンジンを使わない自然に優しいシーカヤックは小笠原の海を存分に楽しめます。
透明度の高い透きとおった海で珊瑚や魚たちを観察。途中、シーカヤックでしか行けないビーチへの上陸。 シュノーケリングを楽しむこともできます。
ハイキング・トレッキング
島の誕生以来、一度も大陸と地続きになったことがない小笠原諸島では、動植物が隔離された環境で進化をしてきたため、他の地域では見られない固有種が数多く存在しています。植物では自生種の約5割が固有種とされています。
中でも、世界中で母島にしか棲息していない「ハハジマメグロ」は特別天然記念物に指定されています。
個人では立ち入ることができない区域も多く存在するため、ガイドと一緒に森を歩きながら、世界で小笠原にしか生息していない動植物を観察してみましょう。
天然記念物、固有種はこちらから↓
https://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/nature_index/nature_ap/
釣り
魚の宝庫小笠原は1年中温暖な気候に恵まれ、船釣りではロウニンアジ・カスミアジ・マグロ・カマス・サワラ・カンパチ・スマカツオなどの大物も狙えます。
また父島・二見湾の桟橋や岩場では簡単な仕掛けでロクセンスズメダイ・ベラ類・ハタ類などを釣ることができ、ファミリーやカップルでも存分に楽しむことができます。
食文化
写真は実際に撮って追加する予定だよ。
アオウミガメ
小笠原では、タンパク質不足を補うためにウミガメを食べ始めたといわれています。ウミガメは絶滅危惧種に指定されているため、年間の捕獲量も135頭までと決まっているようです。
赤身の肉はわりとさっぱりしていて刺身や寿司として出されたり、内臓(モツ)は煮込みにしたり、島のお寿司屋さんや居酒屋さんで気軽に食べることができるようです。
島寿司
魚を薄く切りしょうゆ主体のたれに軽く漬けて、砂糖でやや甘味を強くした酢飯で握る島寿司。小笠原ではサワラを使うことが多いようですが、島で水揚げされた魚を楽しむことができ人気なようです。
わさびではなくからしを付けて食べるそうです。
サメバーガー
小笠原のご当地ファストフードだそうです。希少部位を特別にアレンジし、ミートパティの代わりに挟まれているようです。
ラム酒・トロピカルフルーツ
小笠原の地酒としてラム酒が有名です。近年独自に海底で熟成させたラムや、パッションフルーツとラム酒をあわせたパッションリキュールはお土産にも人気。
小笠原は、亜熱帯性気候を活かしたパッションフルーツやスターフルーツ、島レモンなどが名産です。
まとめ
次回は、予定しているスケジュールと持ち物リストを紹介したいと思います。